青葉の季節にお抹茶クッキー?

新茶の季節もめぐって来ました。ヨーロッパでお茶の香りに人気が出たのは、もうずいぶん前のことになりますが、お抹茶やお茶のお菓子もすっかりポピュラーになったみたいですね。フランス在住の日本人でお菓子を教えていらっしゃる方のレシピ本には、フランスのお菓子で緑色はかつてはピスタチオだったと書いてありましたが、どちらも鮮やかな深みのある緑で、色合いも近い感じですね。

お抹茶のクッキーを焼きました。お抹茶を購入するときに、苦味がどの程度のものを選ぶかがひとつのポイントになるのだと感じました。ババロアなどミルク感のあるものなら苦味もむしろ美味しさになると思いますが、そうでない場合は、お好みによりますが苦味はあまり強くないほうがよいのかしらと思いました。

お手本は、小ぶりの葉っぱの型で抜いたクッキーでした。すてきなアイディア、真似たいと思いまして・・だけど、家にあるものは京都錦市場の有次で一目ぼれして買った葉っぱの型でした。日本食で、どんなものを葉っぱの型で抜くでしょうか?私が見たことがあるのは、皮の緑を生かして抜いたかぼちゃでした。飾り包丁で丹念に葉脈が描かれていました。こんなに硬くて厚みのあるものが抜けてしまうのですね。型は高さが5センチ以上あって、少しだけすぼまった造りになっています。なるほど、厚みのあるものはまっすぐだとうまく抜けないですね。

クッキーにはちょっと不向きだけど、気合を入れて抜いて、ペテイナイフで筋をつけました。おまけでムーミン型も使ってみました。緑色はスナフキンのイメージですけど・・結構かわいいです。イースターハロウイン、クリスマス・・キリスト教ゆかりの行事にちなんだ型はいろいろありますが・・四季折々の落雁ではないですけれど、自然の景観をお皿に盛っていただくのもよいかもしれませんね。


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