ラベンダーシュガー

今年も春にラベンダーのお花が咲きました。小さな固い蕾は暖かさにゆるんで、ゆっくり開いていきます。洗濯物をこすりつけるようにして香りを移したりする習慣があるそうですが、そんなことはできない小さな鉢なので、ときどき手でお花に触れて、香りを楽しみます。

ラベンダーはいろいろな種類がありますが、このお砂糖を作ってみたいということがあったので、香りのよいものを選んで育てました。種類は、イングリッシュ・ラベンダーです。お砂糖にラベンダーの枝を2週間埋め込んで置けばよいということですが、最近は、ドライにしたラベンダーのお花の蕾を混ぜたままにしています。

ラベンダーシュガーでお菓子を焼いてもよいそうなのですが、そんなにたくさん育っていないので、私は、茶葉に混ぜてお湯を注いで、ラベンダーの香る紅茶を楽しんでいます。温めたミルクに入れて香りを出すのも安らぎます。

蕾のまま収穫するのは、お花には申し訳なくて・・でも、ごめんなさい、最小限そうしています。この蕾が細長い瓶につめられたのをみたことがあります。とても印象的な色でうつくしかったですが、高価でした。一瓶にどれほどのお花が入っているのでしょうか?

余談になりますが、枝つきのオレガノが売っているのを見かけて、不思議に思っていたところ、ハーブは茎も香るのだということを知りました。オレガノを育てたときには、真似て枝つきでドライにしました。枝がないと香りが寂しくなってしまうほど違いがありました。最近流行のコリアンダーも、葉より茎、茎より根が香るそうです。ハーブの力強い香りは土から吸い上げられたものなのですね。

こうしたお砂糖は、作るのも楽しく・・また、飾っておくのもしあわせです。
バラとベルヴェーヌのお砂糖もまた作りたいです。


          
イメージ 1