心涼しき!?豆入り肉団子カレー

秋の空・・秋の風・・急にあらたまる季節には、ちょっとどぎまぎします。
熱帯を想うような蒸し暑い日々に作ったインド料理を早く記しておかなければ・・と去ってしまった夏を懐かしむような心地で書き出しました。

北インド料理の本を見つけたのはスーパーの片隅でした。なんでも、ボランテイアで訪れたインドでスパイス料理に見せられたことに端を発して料理研究家になられたというインドに不思議なご縁をお持ちの香取 薫さんの本でした。5種類のスパイスだけで作れるメニューなので親しみやすく、気に入っています。

日本は半端ないカレー大国?だそうですね。平均すると一週間に一食、そんなペースでカレーを食べている国民だとか。日本のカレーは、あのS&Bの作ったカレー粉から開花していったのだそうです。ご苦労を重ねて作られたカレー粉は相当数のスパイスからできていて、日本のカレーはこの複雑に絡み合った香りが象徴的なんだそうです。一方、インドのカレーはもっとシンプルな香りが特徴で、香りがたった出来立てが食べ時なんだそうです。

今回は、鶏ひき肉にヒヨコマメを入れたお団子のカレーを作りました。どうしてこれをと思ったのか・・そのひとつの理由は、玉ねぎを炒めなくてよいからです。暑さが
厳しい時期には、あめ色玉ねぎのことを思うと、カレーを作ろうという考えが素通りしやすいのでした・・(笑)このカレーは、トマトとにんにくをペースト状にして、スパイスとともに煮詰めたソースにお団子を入れて煮込むというレシピです。作りながらも涼しいレシピは歓迎でした。

お豆も入ってやさしい味の肉団子・・ソースもあっさりとしていました。お団子の中のピーマンの香りやトッピングのしょうがの千切りで清涼感も添えられて、暑さで食欲が落ちた時期に食べやすい一品でした。

タンドリーチキンをベースに作るのがバターマサラカレーなんだそうですね。そんな感じなのかしら、鶏肉をヨーグルトとスパイスに漬けたものを使って作るカレーレシピをいとこに教わってあるので、そろそろちゃんとあめ色玉ねぎを炒めて!作ってみようと思います。


イメージ 1